アガーウッド

白檀と並ぶ香木の香り。白檀が甘い香りならこちらそれよりも、ややスパイシーなウッディーノート。この沈香は熱帯産のジンチョウゲ科アキラリア属の常緑喬木の幹から採取される香木。この樹木に傷,などある種の刺激が加えられると,その部分に樹脂分が沈積して,沈香になると言われる。最初から沈香の香りというわけではなく、時間をかけてこの香りになる。なぜ沈香と呼ぶかと言うと、はじめ樹脂分が沈積していない時は水に浮くが、樹脂分が沈積すると水に沈むため沈香と呼ばれるらしい。鎮静や疲労回復の効があるとされ、古来より宗教儀式などにもちいられてきた。確かに香りはとても神社仏閣のイメージの香りがする。目を閉じればまるでお寺にいるのかと思うぐらいお寺の香りという表現がふさわしい。この沈香はランクがあり特に上質なのものを伽羅と呼ぶ。上質であればあるほど香りのする樹脂分が多くクリアな香りになるということらしい。

PERFUMER'S LODGE

I will write about the blending of perfumes & aromatherapy.